LINE のプロフィール画像(アイコン)で有名人の写真や漫画のキャラクターなどを使っても大丈夫なのか気になる方は多いでしょう。
特に著作権違反にならないか心配になるという方が多いです。
このページでは著作権についての考え方とLINEアイコンでの著作権について解説します。
著作権とは?
著作権というのは著作者の権利を守る法律で、簡単に言うと著作者以外の人間や組織がその著作物を無断使用した時に著作権違反となります。
例外もありますが、一般的には個人で楽しむ範囲(パソコンやスマホの壁紙にして楽しんだり)であれば大きな問題になる事はありません。
著作権法についてwikiにはこのように記載されています。
著作物の利用促進等への配慮から、著作権の効力は制限される。すなわち、私的複製(30条1項)、引用(32条1項)、非営利無報酬無対価演奏(38条1項)などの態様により著作物を利用する行為に著作権は及ばない。
著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。
このように個人的に楽しむだけのために利用するのであれば使っても良いとされているのです。
著作権に関するよくある問題
著作権のトラブルで多いのは、その著作物を無断で使用し利益を得る行為があった時です。
その結果、本来利益を得るはずだった著作者が利益を得る事が出来なかった(不利益が生じた)時に違法として判断されるというパターンです。
ではLINEのプロフィール画像のアイコンなどに好きなキャラクターを使う場合はどうなるのでしょうか?
LINEのプロフィール画像(アイコン)で著作権はどうなる?
例えばLINEのプロフィール画像のアイコンに好きなアニメキャラクターの画像や写真を使用する時はどうでしょうか。
これは著作権という法律を解釈すると、厳密に言うと「著作権の侵害」という事になります。
好きなアニメキャラクターの画像は、著作物の創作者や権利者によって保護されておりその許可なく使用することは法律で禁じられています。
また、画像を加工した場合でも元の著作物の特徴を有する限り著作権の侵害とみなされることがあります。
しかし実際はプロフィール画像やホーム画像にお気に入りのキャラクター画像を使っている人も多いですよね。
おそらく個人の使用の延長と考えて「まぁ仕方ないか。」という状態が現状と考えられます。
(現実的な手間やコストを考えるとそこまで制限できないのでしょう。)
個人的な使用かそうでないか、全てを取り締まる事は現実的に考えて非常に難しいのだと思われます。
あくまで個人的に楽しむだけの範囲を守っての使用であればプロフィール画像に使用していても大きな問題にはならないでしょう。
※使用の際は自己責任で使用するようにしましょう。また、著作者から指摘があった場合には速やかに削除や変更対応するようにしましょう
著作権侵害のペナルティは?
著作権を侵害した場合、民事責任として損害賠償請求や侵害行為の差止請求、名誉回復措置請求がなされることがあります。
また、悪質な場合には刑事責任を問われ、懲役や罰金の刑に処される可能性もあります。
SNSのアイコンとして他人の著作物を無断で使用することは、見た目の問題だけでなく法的なリスクも伴うため十分な注意が必要です。
著作権を気にせず使えるアイコンとは?
著作権を気にせず使えるアイコンとは以下のようなものがあります。
- 自作のイラスト
- 無料で使える素材サイト
- クリエイティブ・コモンズのイラストや写真
- イラストレーターの許可を得て使用するもの
上記のようなサイトやサービスから取得した写真やイラスト素材などをアイコンとして使うのが良いでしょう。
また、LINEのアイコンとして使用していいのか気になる場合は利用規約などを確認してみるといいかと思います。
まとめ
LINE のプロフィールで使用するアイコンを芸能人や漫画やアニメのキャラクターにしていると、厳密には著作権違反ということになると考えた方がいいでしょう。
もちろん、LINEのプロフィールアイコンは個人で楽しむものなので問題ないと言う解釈もあります。
状況やタイミングなどによって解釈は変わってくる可能性があるので、心配な方は著作権を気にせず使える写真や画像などを使うのが良いですね。
ちなみに、当サイトで提供している写真素材などは自由に使って頂いて構いません。以下にいくつか紹介している記事があるのでよろしければどうぞ。
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